メモリーチャンネルを編集する(RxJa Tools)

RxJa Tools の「メモリーチャンネル」の画面を使うと、本体のチャンネル(1〜1024)をブラウザだけで読み込み、表の上で直して、本体へ書き戻せます。ソフトのインストールはいりません。

補足

読み込み・書き込み・CSV の書き出しと読み込み・バックアップからの書き戻し、日本語の名前の書き込みと表示(RxJa v1.1.0)は、作者の UV-K1 で確かめています。CSV の中身は、CHIRP と F4HWN v6.1.0 用ドライバーで読み書きしたものと 1 バイトまで同じになることを確かめています。

CHIRP とのちがい

どちらを使ってもかまいません。CSV を通して行き来もできます。

RxJa Tools CHIRP
インストール いらない(Chrome / Edge / Opera) CHIRP とドライバーの読み込みが必要
本体へ書き込む量 変わったところだけ 全部
画面 日本語 英語(一部日本語)
日本語の名前 書ける(RxJa v1.1.0 以降。→ 日本語の名前) 書けない(英数字だけ)
備考 CSV に保存できる(本体には書かない) なし
スキャンリストの名前 編集できる 編集できる
チャンネル以外の設定(メニューの値・起動メッセージなど) 扱わない 編集できる

用意するもの

本体はふつうに起動した状態(PTT を押さずに電源オン)でつなぎます。DFU モード(ファームの書き込み用)ではありません。

本体から読み込む

  1. RxJa Tools を開き、左の一覧の「メモリーチャンネル」を選ぶ。
  2. 「本体から読み込む」を押し、出てきた一覧から本体のポートを選ぶ。
  3. 読み込みが終わると、表に使っているチャンネルが並びます。

表の上の行に「299 ch / 本体(F4HWN v6.1.0) / 本体と同じ」のように、チャンネルの数と、本体とのちがいが出ます(RxJa も、ツール向けには F4HWN の版を名乗ります)。

補足

「このファーム(…)には対応していません」と出たときは、チャンネルの並びがちがうファーム(純正ファーム、古い F4HWN など)です。そのファームでは使えません。

表で編集する

列 内容 入れられる値
ch チャンネル番号 1〜1024。番号を書き換えると、そのチャンネルが移ります(行き先が使われていれば入れ替え)
名前 本体に出る名前 10 バイトまで。全角なら 5 文字、半角カナ・英数字なら 10 文字(→ 日本語の名前)
周波数 (MHz) 受信する周波数 18〜1300 MHz(10 Hz 単位)。例:118.1、145.5
モード 変調と帯域幅 FM / NFM / AM / NAM / USB(N の付くものが狭帯域)
ステップ UP / DOWN で動く幅 0.01〜500 kHz
スキャンリスト どのリストに入れるか なし / 1〜24 / 全リスト(→ スキャン)
受信トーン トーンスケルチ なし / CTCSS / DCS / DCS(反転)
備考 パソコンの上だけのメモ 自由

操作

スキャンリストの名前(英数字 3 文字、24 本)は、表の下の「スキャンリスト名」を開いて直します。

本体へ書き込む

  1. 「本体へ書き込む」を押し、ポートを選ぶ。
  2. まず本体をもう一度読み込みます(ほかで変えられていても、正しく差分をとるため)。
  3. 確認の画面に「追加 299・削除 1 を書き込みます(99 回・10336 バイト)」のように出ます。
    • 表に無いチャンネルは、本体から消えます。消えるチャンネルがあるときは、赤い字で件数が出ます。
  4. 「書き込む」を押すと、いまの本体のメモリーのバックアップ(uvk1-memory-backup-日付.bin)がダウンロードされ、そのあと書き込みが始まります。
  5. 書いたところを読み戻して照合し、終わると本体が再起動します。

299 チャンネルを書き込んでも 1 分かかりません。本体と同じ内容なら、何も書き込みません。

注意

書き込みの途中でケーブルを抜いたり「中止」を押したりすると、本体のチャンネルは書きかけになります。もう一度書き込むか、バックアップから元に戻す で戻してください。

本体で確かめる

  1. F → 3(または 3 長押し)でチャンネルモード(MR)にする。段の左に 0001 のような番号が出ます。
  2. 名前を出すには、メニューの「表示」→「CH表示」を「名称+周波数」(または「名称」)にする(→ メニュー一覧)。RxJa v1.1.0 を初めて入れたとき・設定を初期化したときは、はじめから「名称+周波数」です。
  3. UP / DOWN で次のチャンネル、数字 4 けた(例:0 1 0 1)でそのチャンネルへ。
  4. スキャンリストは、段の右端に 3 文字(AIR など)で出ます(→ 画面の見かた)。

画面を 1 段で大きく見たいときは、メニューの「無線」→「受信方式」を「メインのみ」にします(→ メニュー一覧#受信方式rxmode)。

CSV に書き出す・読み込む

「CSV に書き出す」で、表をそのまま CSV ファイル(uvk1-channels-日付.csv)に保存します。CHIRP と同じ列に、ScanList(スキャンリスト)の列を足した形です。日本語の名前は Name の列にそのまま入ります。

文字コード

文字コード
書き出す CSV UTF-8(BOM 付き)
読み込める CSV UTF-8(BOM のあり・なしどちらも)と Shift_JIS。どちらかは自動で見分けます

文字コードを気にする必要は、ほとんどありません。

「ファイルを読み込む」で CSV を選ぶと、どう取り込むかを聞かれます。

選択 動き
置き換え ファイルの内容を全体とします。ファイルに無い番号は空きになります
マージ ファイルにある番号だけを差し替え、ほかは表の内容を残します

本体の内容とマージしたいときは、先に「本体から読み込む」を行ってください。読み込めなかった行(周波数が範囲外、番号の重複など)は、行番号と理由が出ます。名前に本体で表示できない文字(①・髙・絵文字など)があるときは外し、10 バイトを超える名前は切り詰めます(件数が出ます)。

日本(関西中心)のよくある周波数

「日本(関西中心)のよくある周波数」を押すと、同梱の一覧(299 チャンネル)を読み込みます(置き換えかマージかを選べます)。分野ごとにチャンネル番号とスキャンリストを分けてあり、スキャンリストの名前も一緒に入ります。

全国どこでも使えるもの(特小・船舶の国際 VHF・CB・アマチュアの呼出/非常通信・衛星など)は約半分の 140 件です。地域で決まるもの(航空の管制・アマチュアのレピータ・FM 放送・鉄道)は関西のものが中心で、関西以外は主要空港(羽田・成田・新千歳・中部・福岡・那覇)の航空だけです。ほかの地域で使うときは、聞こえないチャンネルを消すか、CSV で差し替えてください。

名前は、本体の 10 バイトに収まる短い日本語にしてあります(カタカナは半角)。長い正式な名前は備考に入っています。

分野 名前の例
航空 緊急121.5、伊丹タワー、伊丹グランド、関空ATIS、関空レーダー2、神戸N44(神戸コントロール)
船舶・鉄道 ch16呼出、マーチス66、JR西C414.4、阪急京都指(指令側)、阪急京都車(列車側)
宇宙・放送 ISS音声、FM大阪、NHK京都、ラジオ関西、さくらFM
CB・特小 市民ラジオ1、特小単信01、特小中継01(中継器の出力)、特小子機01
アマチュア 144M呼出、430M非常FM、18Mビーコン、高槻430、高槻1200
ch 分野 件数 スキャンリスト
1〜82 航空(関西 4 空港・近畿上空の管制・主要 6 空港・国際緊急など) 82 1 AIR
101〜119 船舶(国際 VHF、大阪湾海上交通センター) 19 2 SEA
151〜166 鉄道(JR 西日本・阪急・阪神・南海のアナログ無線) 16 3 RAL
201〜215 宇宙(ISS、アマチュア衛星) 15 4 SAT
251〜252 公共(防災相互波) 2 5 PUB
301〜333 放送(関西の FM・ワイド FM・コミュニティ FM) 33 6 BC
351〜358 市民ラジオ(CB) 8 7 CB
401〜474 特定小電力(単信 20、中継 27 の両方向) 74 8 TKK
501〜550 アマチュア(呼出・非常通信・ビーコン・関西のレピータ) 50 9 HAM

分野の間を 50 番ずつ空けてあるので、あとから自分のチャンネルを足しても番号がずれません。

補足

  • 周波数は、国の航空路誌(AIP、2026 年 3 月版)、海上保安庁、総務省、JARL のレピータ局リスト(2026 年 9 月現在)などで確かめたものです。その後に変わっていることもあります。
  • 鉄道の私鉄の分(13 件)は、資料が少なく、いまも使われているか確かめられていません。備考に「要確認」と付けてあります。
  • 受信できない(デジタル化された)警察・消防・防災行政無線・簡易無線などは入れていません。
  • 1200 MHz 帯のレピータが本体でどのくらい聞こえるかは確かめていません。

重要

受信すること自体は自由ですが、電波法第 59 条により、特定の相手に向けた通信の内容を他人に漏らしたり、利用したりしてはいけません。

日本語の名前

RxJa v1.1.0 からは、チャンネル名に日本語が使えます。名前の欄に、日本語で入力するだけです。

本体では、メイン画面(CH表示が「名称」「名称+周波数」のとき)と、メニューの「CH保存」「CH削除」「CH名称」などに出ます(→ 画面の見かた#ch表示chdispごとの見え方)。次の画面は行が低いので、日本語名のチャンネルは周波数で出ます:スペクトラムの上の行、受信ログの一覧。

重要

日本語の名前を表示するには、本体に RxJa v1.1.0 以降と、同じ版の日本語データが必要です。古いファームや古い日本語データの本体に書き込もうとすると、確認の画面に注意が出ます(書き込むことはできますが、日本語の名前は CH-0001 のような番号で表示されます)。 日本語の名前は、本体のキーでは入力できません。本体の「CH名称」で日本語名のチャンネルを編集すると、空欄から(英数字で)入力し直すことになります(→ メニュー一覧#チャンネル名の入力)。

備考

「備考」は本体には書き込まれません。

バックアップから元に戻す

書き込みの前に保存された uvk1-memory-backup-日付.bin を使います。

  1. 「ファイルを読み込む」でバックアップの .bin を選ぶ。
  2. 「置き換え」を選ぶ。
  3. 「本体へ書き込む」。

CHIRP で保存した .img ファイルも、同じように読み込めます。

補足

戻るのはチャンネル・チャンネル名・スキャンリストの割り当て・スキャンリスト名です。メニューの設定は、このツールでは変わらないので、戻す必要もありません。

困ったとき

こうなる 考えられること 対処
ポートの一覧に本体が出ない ケーブルが充電専用、本体が起動していない データ通信できるケーブルで、本体の電源を入れてからつなぐ
「0x0514 に応答がありません」 本体が DFU モード、または別のアプリがポートを使っている ふつうに起動し直す。Live Viewer や CHIRP を閉じる
「このファーム(…)には対応していません」 チャンネルの並びがちがうファーム RxJa(または F4HWN v5 以降)を入れる
「照合に失敗しました」 書き込みが途中でうまくいかなかった もう一度書き込む。直らなければバックアップから戻す
書いたのに本体の表示が変わらない 再起動の前に見ている 本体の電源を入れ直す

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